はじめてのホストクラブ
初回料金・指名・TAX のしくみと、安心して楽しむための注意点
ホストクラブは、ホストが席について会話やお酒で楽しませてくれる、風営法の許可を受けた「接待飲食店」です。はじめての方向けの 初回料金 があるお店が多く、しくみを知っておけば気軽に楽しめます。一方で、高額な売掛(ツケ)をめぐるトラブルが社会問題になり、2025年6月に改正風営法が施行されました。このページでは、料金のしくみと気をつけることをまとめます。
1. 初回料金2. 指名のしくみ3. 料金の内訳・TAX4. 1部・2部・昼営業5. メンパブ・ボーイズバーとの違い6. 売掛と改正風営法7. 困ったときの相談先8. 行く前のチェックリスト
1. 初回料金とは
はじめて来店する方向けのお試し料金です。90分前後で1,000〜5,000円ほど、焼酎やウーロン茶などが飲み放題で TAX 込み、というお店が多く見られます。初回は指名をせず、何人ものホストが入れ替わりで席について話すのが一般的です。
- 初回料金に含まれる時間・飲み物の範囲・TAX の有無は、お店ごとに違います。入店前に必ず確認しましょう。
- ボトル(焼酎・ブランデー)やシャンパンを追加すると、初回でも別料金になります。すすめられても、金額を聞いてから決めましょう。
- 延長すると料金が上がります。時間になったら帰る、と決めておくと安心です。
- 入店時に 身分証で年齢確認 があります。18歳未満は入店できず、お酒は20歳からです。
2. 指名のしくみ
| 送り指名 | 初回の最後に、帰りに見送ってもらうホストを1人選ぶこと。料金はかからないことが多く、次に来たときの指名の目安になります。 |
|---|---|
| 場内指名 | その日だけ、特定のホストに席についてもらう指名。場内指名料がかかります。 |
| 本指名 | 2回目以降に担当として指名すること。多くのお店では 永久指名(一度決めた担当は原則として変えられない)です。 |
3. 料金の内訳・TAX(2回目以降)
2回目以降は、おおむね次の合計になります。お店のメニュー・料金表で確かめましょう。
| セット料金 | 席料・基本料金(時間制のお店と、時間無制限のお店があります) |
|---|---|
| 指名料 | 本指名・場内指名の料金 |
| ボトル・ドリンク | 焼酎・ブランデー・シャンパンなど。ボトルはキープできるお店が多いです |
| TAX(サービス料) | 上の合計に 20〜50%ほど 上乗せされるお店が多いです |
| カード手数料 | カード払いで手数料がかかるお店もあります |
シャンパンコールやシャンパンタワーなどの演出は、とても高額になることがあります。注文の前に必ず合計金額を確認し、払える範囲で楽しみましょう。
4. 1部・2部・昼営業
風営法では、接待をするお店は 深夜0時(条例で定める地域は1時)から日の出まで営業できません。そのため、多くのお店は次のどちらか、または両方で営業しています。
- 1部(夜営業):19時ごろ〜深夜0時・1時ごろ
- 2部(朝営業):日の出〜昼ごろ。仕事帰りに行く方が多い時間帯です
- 昼営業:昼ホスト・昼メンパブなど、日中に営業するお店もあります
5. メンパブ・ボーイズバー・メンコンとの違い
| ホストクラブ | ホストが隣に座って接客。指名制で、初回料金のあとは指名料・ボトル代・TAX。風営法1号の許可が必要。 |
|---|---|
| メンパブ(メンズパブ) | 男性キャストと会話やショーを楽しむお店。セット料金制で、ホストクラブより気軽な料金のお店が多いです。 |
| ボーイズバー | カウンター越しに男性スタッフと話すバー。チャージ+ドリンクの明朗会計で、一人でも入りやすいです。 |
| メンコン | メンズコンカフェ・執事喫茶・男装カフェなど、世界観のある接客のお店。昼から営業するお店も多いです。 |
6. 売掛(ツケ)の危険と、2025年の改正風営法
売掛とは、その場で払わずに後日支払う「ツケ」のことです。高額な売掛を返すために、無理な借金や、性風俗店での勤務・売春を強いられる被害が社会問題になりました。これを受けて、2025年(令和7年)6月に改正風営法が施行され、次のような営業が禁止されました。
- 料金について、うその説明をすること
- お客さまの恋愛感情などにつけこみ、関係が壊れることをほのめかして、高額な飲食や注文をさせること(いわゆる色恋営業)
- 料金(売掛金など)を、威迫したり困惑させたりして支払わせること
- 料金を払わせるために、売春・性風俗店での勤務・性的な映像への出演などを要求・勧誘すること
- 性風俗店などから、女性を紹介した見返りの金銭(スカウトバック)を受け取ること
また、無許可営業などの罰則も大きく強化されました。払えない金額の注文や売掛はしないこと、そして「もう払えない」「取り立てが怖い」と感じたら、ひとりで抱えずに相談することが大切です。
7. 困ったときの相談先
- 警察相談専用電話 #9110:取り立て・脅し・つきまといなど。緊急のときは 110番。
- 消費者ホットライン 188:料金トラブル・高額請求の相談(お近くの消費生活センターにつながります)。
- 法テラス 0570-078374:借金・支払いの法律相談の窓口案内。
- 各都道府県警察にも、ホストクラブ等の悪質営業に関する相談窓口があります。
8. 行く前のチェックリスト
- 身分証を持っていく(年齢確認があります)
- 初回料金に含まれる「時間・飲み物・TAX」を確認する
- その日に使う上限金額を決めておく。追加の注文は金額を聞いてから
- 売掛(ツケ)はしない。カード払いの可否・手数料も確認
- 路上の客引き・キャッチにはついて行かない(条例で禁止されている地域が多いです)
- お酒の飲みすぎに注意し、帰り道の安全を確保する
このページは一般的な情報をまとめたもので、個別のお店の料金・システムはお店によって違います。法律の解釈は警察・専門家にご確認ください。公開:2026年9月30日